むずかしい…と感じる子育ては、一人ではしんどい。
成長の過程にある子どもの、ちょっと変わった行動や他と違うやりづらさは、それ自体が問題ではありません。ましてや一生治らない病気などではありません。それは、発達障害の診断を受けていたとしても同じです。
環境調整や周囲の理解やサポートによって、"キラリ"とした個性・才能になっていきます。
繊細で貴重な原石を育てるように、周囲からの理解やサポートを積極的に求めていきましょう。
一方で、問題になることがあるのはどうしてでしょうか。
それは、子育ての負担やストレスが増えやすいという点、周囲からの共感が得づらい点、ゆえに二次的な症状(不登校やメンタル不調など)につながりやすい点にあります。あなた自身が疲れて倒れてしまったり、一人で抱えて孤立してしまったり、そんな状況にならないための工夫が必要です。
言い換えれば、むずかしく感じる子育てには「個性や才能になる可能性としてのギフト」と「子育て困難や二次症状へのリスク」の両面があるということで、子どものことを分かってくれる環境や人との出会いがとても重要になっていきます。
むずかしいと感じる子育てや、発達障害・周辺領域(いわゆるグレーゾーン)のお子さんの子育ての大変さは、しばしば「育て方の問題」や「わがまま、努力不足」と片づけられてしまうことがあるため、親御さんは、悶々と一人で悩んでしまうことが多くあります。
結果的に、自分を責めたり、もしくは我が子を責めて、前述したギフトに目を向けられずに、リスクに転じてしまうことが多くあるのです。
ここ数年よく耳にする「毒親」という言葉や、「マルトリートメント=不適切な育児」、虐待も無関係ではありません。
子育てのイライラや不安がコントロールできなくなり、子どもを巻き込むようになったり、叩いて教えるということが常習になると、自分だけで止めるのが難しくなります。
そこまで至っていないとしても、感情のコントロールが一人ではむずかしいと感じたらサインだと捉えて、周囲に相談することをお勧めします。お住まいの地域の子育て支援センターや、自治体の無料での24時間対応の相談窓口もあります。
こちらのプログラムの中でも、どんな時にどこに、どのように助けを求めたらよいかのアドバイスもさせていただきます。その他、定期的に開いている相談会などにて、併設の子育て相談室をご紹介することもできます。
困った時の助けを出せる場所というのは、いくつか日頃から知っておくとそれだけで安心できるものです。いずれにせよ、一人で抱えないでくださいね。
むずかしいと感じる子育ての、3大ストレス・カテゴリー。あなたはいくつ当てはまりますか?
❶ お子さんに対する心配事やストレス
・ひどいかんしゃくに悩まされている
・こだわりが強く、思う通りにいかない
・じっとしておらず衝動的で、疲れてしまう
・感覚の過敏さがあり生活しづらい
・子どもの生活習慣や友人関係が心配
❷ 愛情にまつわる悩みやストレス
・子どもとの関わり方、遊び方がわからない
・かわいいと思えないことがある
・母親としての愛情がないのではと思える
・自分がいなければこの子はダメだと思う
・手のかけ方と、放し方がわからない
❸ 怒りや躾に関する悩みやストレス
・子どもへの叱り方や躾に悩んでいる
・イライラをぶつけたり感情的に怒ってしまう
・子どもが繊細なので腫れ物に触るよう
・怒った後に、罪悪感におそわれる
・夫とのコミュニケーションが難しい
さらに自分の時間が取れず、疲れが取れない状態が続くと、からだや精神上の症状となって現れてくることも。
例えば以下のような症状です。
✅胃痛や頭痛に悩まされる
✅常に、下痢、便秘かに悩まされる
✅ひどい肩こりで不眠傾向にある
✅うっかりミスが多く、記憶が飛ぶことがある
✅自分もADHDなのでは、と思うほどに落ち着かず片付けができない
私は、高校2年生の頃にマザーテレサの本を読んだことがきっかけでカウンセラーになりました。
マザーテレサの「誰かを助けたいと思うのであれば、まずは自分を助けなさい。」という言葉に惹かれて、心理学科→心理学修士→臨床心理士への道に進んだのです。
大学生の頃に、発達障がいのお子さんと出会い、それをきっかけにカウンセラーの中でも、子どもの【発達とこころ】を専門にしようと決めました。
30年以上も前の思いを今でも継続していると思うと、不思議な気持ちです。というのも、この仕事は親から猛反対をされましたし、どうせ飽きると思われていました。しかも「私こそADHDなのでは?」と悩んでいたことがあったからです。
今は、こう思います。「自己受容と、自己調整ができたら、こだわりも多動や不注意も、繊細さや鈍感さも、凸凹は障害ではなく個性になる」と。
たくさんのお子さんたち、お母さんお父さんたちに会ってきました。
うれしい瞬間は、相談に通っていた子どもが卒業後に元気な顔を見せてくれること、母子間がうまくいかなかった親子が、手をつないで帰っていく後ろ姿を見る時、親御さんたちの日々の努力や、水面下で頑張っていらっしゃる姿に心を打たれる時、保護者の方がホッとしたり、心の底から「大丈夫」と思えて、目の前の現実が変わったり、我が子を見る目が変わっていくことです。
「自己受容と自己調整ってなに?」
頭での知識だけではなく、実感を伴った体験で理解できるようにプログラムを進めていきます。
特に、この講座では、発達障がいの特性を、自律神経の仕組みから読み解いていくコツや、感情のコントロールを”トラウマ脳”の癒しの観点から「からだ」にアプローチしていくコツを、図解や体験を取り入れながらお伝えしていきます。
私は、子どもに関わる大人が「自己受容」と「自己調整」ができるように、サポートしたいと思っています。
そして、それがあなたのお子さんや、次世代へと引き継がれていきますように!
子供とどうやって対話したり悩み聞いたりすると良いか、具体的なアプローチも教えていただけました。
お子さんの年齢を問わず、子育てをされている幅広い方におすすめです。
先生は包み込むように穏やかでユーモアのある方なので、受講時間はいつもほっと癒されました。
いつも受け入れてもらえない自分を受け入れてもらえたような感覚で心がスーッと楽になる経験をしました。心のギフトをもらったよう。同じ受講者さんの姿にも癒されました。
もちろんです。ただ、複雑なトラウマがあるような場合や、何らかの病名や服薬がある場合、医師の指示のもと行った方がよい場合には、グループワークを避けた方が良い場合もありますので、事前にお伝えください。
また、守秘義務があるために、プログラムの間に話されたことは外部に漏れることはありませんのでご安心ください。
日常のママ友関係などと違い、専門のファシリテーター(場を作る促進者)がいるため、適度で快適な距離感を保つことが可能です。また、このような学びの場では、自分自身と向き合うことが何より大切なので、苦手意識を使って自分自身をワークしていくことにもチャレンジしていけます。
どうしても、グループワークに抵抗がある方については、個別プログラムとして別途受付をさせていただきますのでお問合せください。
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